前回脚の描き方についてやりましたが、例が男性の絵だったので、今回は女性の脚の描き方についてをメインにまとめていきます。
女性の脚を描くなら、筋肉を目立つように書くと野暮ったくなるので、基本的には曲線で柔らかいラインを意識して描いていくのがコツとなります。
ですが、男性と比べて線にメリハリをつけづらいので、「イマイチ納得するような脚にならない…」という悩みを持つ方もいると思います。
なので今回は、女性の脚を綺麗に描くためのバランスや、個々のポイントをまとめていきたいと思います。
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脚の基本バランス
きれいな脚を描くポイントの前に、まずは基本のバランスを知っておきましょう。
これを覚えないと、そもそもろくに脚を描くことはできないので(^_^;)
といっても正面や横のバランスそのものは前のページの男性と同じですが、復習しておきましょう。
まず正面ですが、膝を境目にした上下の長さは1対1にすると不自然になりません。
また、ふくらはぎの膨らみは外側が高く、内側が低いところから始まります。
くるぶしの出っ張りは逆で、内側が高く、外側が低いところにあります。
横は、少し後ろに反るようなラインとなるので、アタリを取るときもそのように描いてみましょう。
後ろなんですが、膝の裏には「八」の字のようなラインが入ります。
野暮ったくなると思うなら書かなくてもいいラインですが、後側であるということを主張しやすい線でもあるので、初心者の内は描いたほうがいいかな~と思います。(笑)
ふくらはぎの外側とつながるように意識するとそれっぽく見えます。
正面もそうなのですが、太ももから膝までは内側に入り込むような輪郭になり、膝からふくらはぎはゆるやかにカーブを描くような感じとなります。
また、ふくらはぎとくるぶしの出っ張りについては正面と同じになりますので、バランスを覚えておきましょう。
では次にやっときれいな脚の描き方です。
女性の脚をきれいに書くポイント
女性の脚というのは筋が目立ちにくいので、全体的に曲線で描くのが綺麗に描くポイントとなります。
まず太ももなのですが、棒のようにまっすぐ描くのではなく、「~」をゆるやかにしたようなラインで描くとワンランクアップしたようなきれいな脚になります。
まっすぐ描いても悪いわけではないんですが、より見栄えがする脚を描きたいならこの点を意識できるといいですね。
ちなみに前に伸ばした脚なんかは、この曲線を少し圧縮したような描き方になります。
ふくらはぎは、内側はあまり抑揚はありませんが、逆に外側は起伏を意識できるといいでしょう。
ここまでできればだいぶ綺麗な足が完成するかなと思います。
曲げるポーズや座った脚の注意点
曲げた脚や座りポーズの脚を描くときに気をつけてほしい点で、脚というのは結構上のほうから動くということを知っておいてください。
右側は私が初心者のときにやった間違いなんですけど(汗)、脚というのは付け根を正しく意識できていないと不自然になりがちです。
この絵だと左が正解で、ちょうど下着みたいなラインが脚の可動し出す部分になりますね。
とくに正座を描くとこの点の理解をしているかどうかが露骨に出るので、覚えておきましょう!
なお、脚は曲げると、ひざが少し広がるイメージでいるといいかなと思います。
脚を綺麗に描けると一気にクオリティも上げられるので、ぜひ練習してみてください。
女の子ならより細くしてもいいと思うので、好みの描き方を見つけてみましょう。
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