前回顔のアタリについてまとめたので、今回は体(主に全身)のアタリに焦点を当てて行きたいと思います。
全身となると頭部があって上半身、下半身まで描くことになりますが、顔と同様に絵はアタリにある程度引っ張られてしまいます。
なので、アタリの時点でいい加減になってしまうと、完成する絵もよくわからないものになりがちなので、実はアタリというのは結構重要な要素であったりします。
清書した時点では消してしまうものではありますが、練習のときはしっかりと書いていきましょう。
人物のアタリは何で構成されているのか?
そもそもキャラクターのアタリというのは何なのか答えられるでしょうか?笑
アタリというのは、複雑な構造をしたものをできるだけ簡単にとらえるため、簡略化したラフ段階のことですね。
以下のようなアタリは似たようなものをよく見かけると思います。
①は頭、④は腕で⑤は脚なので、これはとくに説明しなくてもどの部位を表すかはわかると思います。
②は肋骨の付いた上半身の骨を表していて、③は骨盤を表現したアタリとなります。
なぜ②と③を分けるか?というと、胴体をひねったりすると肋骨と骨盤は別々に動くため、分けて考えたほうが絵も書きやすくなるのです。
つまりアタリというのは、人物の骨格の構成を簡単に表現したものなんですね。
アタリの種類
アタリって人によって描き方がかなり違うのですが、主に見られるのは、大まかにわけると以下の3つになるかなと思います。
- ①…円形で捉えるもの
- ②…箱型に捉えるもの
- ③…より立体を意識したもの
①や②で、腕や脚を円形・四角形の筒でアタリを描く場合もありますね。(今回は棒ですが。笑)
③は立体フィギュアを用いてアタリを書いたものです。個人的には、より実際の人物に近いアタリを使ったほうが、完成もイメージに近くなりやすいので、③を使うことが多いです。
私が初心者の頃は①や②ってしっくりこなかったですね。(^_^;)
ただ、難しいポーズなんかは急に③を使うと書けなかったりするので、そんなときは①や②を用いることもあります。
あとは最初のうちって③はハードルが高く感じますので、まずは①、②でやってみてから、③に挑戦してみるのもいいかと思います。
また個人的には、横側を描くときは丸で捉えたほうが書きやすいので、角度によって使うアタリを変えてみてもいいですね。
【ポーズ練習の仕方】初心者のうちはより簡単なアタリで練習してみる
と、アタリの種類を紹介しましたが、初心者のうちはあまり難しいアタリは使わなくていいです。
なんでかっていうと、最初の頃から描くためにこなすタスクが多すぎると、挫折しやすいからです。経験談です(^_^;)
個人的に初心者におすすめは円形で捉えるのがいいかな~と思います。
箱型で捉える方法だと立体がわかっていないと違和感が出やすく、また立体フィギュアを用いる方法はそもそも立体物を持っていないと手をつけられないですよね。(書き始めたばかりの頃は立体フィギュアを描くのって難しいし。汗)
ですが円形であればアバウトでも骨盤や肋骨の骨の位置を描くことはできるので、簡単ですし、とっつきやすいと思うんです。
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アタリでなんとなくどんなポーズなのか、わかるように描ければOKです。
私が試したアタリの練習法としては、まずポーズ集の人物にアタリを書き込んでみて(コピーを取ってもOKです)、それを見ながら実際に書いて見るというものです。
ポーズ集は今は色々売っているので、本屋さんで見て好みのものを選ぶのがいいんですけど、まずはヌードのものから練習するのがいいかなと思います。(服を着ていると体の構造がわかりづらいため)
マール社さんから色々出ているので、探してみるといいでしょう。
なお、顔のアタリについては以下のページでまとめていますので、体の取り方と合わせてぜひ一緒にご覧になってください。↓↓
⇒アタリの描き方【顔】編!正面・横顔での取り方や輪郭の描き方