革靴の描き方と構造!正面や斜めなどの見え方
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革靴は大人の男性キャラを書きたいというときは必須のアイテムとなります。

とくにスーツを着たキャラなんかは革靴がセットになりますので、描けるようになっておきたいですよね。

ここではいつも通り靴の構造をまとめた上で、つま先のデザインの注意点と、正面での描き方手順をまとめていきたいと思います。

なお、革靴でもローファーやブーツに関しては別ページを設けていますので、これらに関しては以下でお願いしますね↓↓

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革靴の構造と名称

以前書いたローファーと似通った部分はありますが、おさらいも兼ねてどんな部位があるか把握しておきましょう。

 

  1. トゥ(つま先)
  2. 靴紐
  3. レースホール(靴紐を通す穴)
  4. タン(足の甲を保護する部位で、汚れなどが靴に侵入するのを防ぐ)
  5. ソール(靴底部分の総称)
  6. アウトソール(靴底の中で地面に接する部分)

 

ソールとアウトソールを分けていますが、それっぽく見えればいいならアウトソールまでは描かなくてもいいかな~と思います。

なお、靴紐がついている部分(タンを覆っている部分)は羽根と呼びます。

 

以下、角度別での資料です。

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正面

 

 

 

 


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うしろ

 

革靴のつま先のデザインに注意

革靴のトゥ(つま先)は、模様やデザインによって印象が変わるので、キャラによっては合わない可能性が出てきます。

そのためどんなデザインがあるか、主なものを知っておきましょう。

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ストレートチップ

最初に構造の説明で使った画像と同じですね。

つま先の部分を一の文字で横にまっすぐ通ったようなデザインで、シンプルな見た目なので、あまりキャラを問わず使えるデザインとなります。

プレーントゥ

装飾が何もついていないつま先のデザインとなります。

こちらもストレートチップと同じでシンプルなので、どんなキャラにも履かせられそうですね。

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ウィングチップ

つま先の模様が「W」の文字のようになっているデザインとなります。

画像よりもたくさん模様を加えてある靴が多くあるので、派手さがほしいキャラに合いそうですね。

Uチップ

 

つま先にU字のような模様の入っているデザインとなります。Uチップで描くとカジュアルな印象になります。

例えば「スーツの大人の男性キャラを描きたい」という場合、Uチップだとチグハグな印象になる場合があるので、基本は避けたほうがいいと思います。

ただ私服の場合や、高校生くらいのキャラでローファーを履かせる場合、適度なカジュアルさを出せるので、この場合は逆にUチップで描いてもいいでしょう。


 

無難なのはストレートチップやプレーントゥになりますが、キャラ付けやシーンに寄ってウィングチップやUチップにするか決めてもいいと思います。

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正面の革靴の描き方

ここでは正面の革靴の描き方を手順を追ってまとめます。

 

まずは靴下を履いた足を描きましょう。くるぶしから下は靴で見えなくなるので、あまり慎重に描かなくてOKです。

 

次に、靴全体の輪郭を描きます。

つま先のカタチなんですけど、男性が履く革靴はあまり丸く描かないように注意しましょう。

少し尖っているイメージで描くとメンズシューズらしくなります。

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次に、羽根部分の線を描きます。

あまり手前まで描かないように気をつけます。

 

羽根が描けたら、半月型にタンも描きます。革靴なら外側にちょっとはみ出すくらいで大丈夫です。

 

次に靴紐の穴(レースホール)の位置も決めます。

 

メンズ用の革靴だと、靴紐の穴はブーツやスニーカーほど主張しないほうがいいと思うので、小さめに書いています。

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次にソールを描きます。

 

靴全体の輪郭を外側に追加するイメージで大丈夫かなと思います。

つま先の模様は好きなもので描きましょう。今回はストレートチップにしてみます。

 

 

靴紐も穴に沿って書いてしまいます。

メンズ用革靴の靴紐だと、同じ横列の穴同士でつなぐようにしてしまえばそれっぽく見えます。ブーツやスニーカーより簡単ですね♪

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下側にも紐はあるんですが、正直省略しちゃっても気にならないと思います。

描きたい人はかいておきましょう。

 

あとは蝶結びも書いてあげます。

蝶結びに関しては靴紐のページで描き方をまとめております↓↓

靴紐・結び目の描き方!らしく簡単に描くコツとポイント


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これでほぼ下書きは終わりですが、羽根のラインが少し気になったので修正しました。

 

 

あとは細かい模様や、ソールの厚みなども書いておきます。

慣れている方はペン入れで急に書いちゃってもOKです。

不安な方は下書きで入れておきましょう。

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あとは清書してあげるだけです。

 

 

羽根のデザインは「内羽根式」と「外羽根式」の二種類ある

メンズの革靴は「内羽根式」と「外羽根式」といって、羽根のデザインにも違いがあります。

この2つの何が違うのか?というと、お絵かきで気をつけるのは羽根の下側が外に出ているかどうか、という部分です。

<内羽根式>

内羽根式は羽根の下側部分が縫い付けられています。

なので履き口が開きにくくタンも見えづらいため、奥ゆかしく清楚で上品な印象を与えます。ただ着脱がし辛いという難点があります。

冠婚葬祭などのよりフォーマルなシーンや、高貴さを気にするキャラなんかに合いそうですね。

 

<外羽根式>

外羽根式は羽根の下側が外に出ていて、活動的な印象を与えるデザインです。

ブーツも一般的にこの外羽根式ですね。

羽根の部分が開きやすい形状なので内羽根式よりも履きやすく、またビジネスシーンにも使えるので、サラリーマンのキャラクターなんかにも幅広く使えるデザインです。

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今日の手順で使った絵ではなんとなく内羽根式のイメージで書いていますが、外羽根式だと二枚目のようになりますかね。

 

ここまで意識しなくても革靴は描けますが、知識として持っておくのは悪いことではないので、できれば覚えておくといいですね。

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