木目の描写は机などの家具やフローリング、柱など、様々な場面の背景で必要となる表現です。
以前部屋の机のページで木目の描き方を載せていたのですが、机に限らず、あらゆる背景で木目の表現というのは利用できるので、コンテンツを移動して個別にページを作ることにしました。
逆に言えば木目ひとつが描けるだけで、かなり表現の幅が広がります。
今回は主に漫画描写をしたいときに使える、ペンだけで表現する木目の簡単な描き方を紹介したいと思います。
本当にとても簡単ですので、ササッと木の質感を表現しちゃいましょう~。
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Contents
木目の描き方について(漫画向け)
今回紹介する木目の描き方は例が机になっていますが、ドアや椅子、木造の家の柱など、木材が使われている人工物全般に利用することができます。
私はカラー(影で描く絵)が苦手なので、主に漫画に使えるような白黒描写(線で書く絵)しか教えられませんが、ペンで描く木目はとても簡単です。
まず、木目は基本的に長手方向に向かって引いていくのがコツです。
長手方向とは、例えば長方形のような辺の長さが違う物体があったとき、距離の長い方向のことを指します。
※逆に短い方は短手方向と言います。
この長手方向に平行になるイメージで、全体的に「~」をゆるくしたような線を、長さをランダムで引いていけばいいです。
ポイントは机そのものの輪郭線より太くしないことです。
デジタルならブラシサイズを下げたり、アナログなら丸ペンや細いミリペンで描写すると良いです。
筆圧が強い人は、少しゆるめて書いてみてください~。
また、一部「◎(二重丸)」みたいな模様を入れてあげてもいいです。
「~」だけでも木目にはなるので、お好みで。
ちなみに短手方向に木目を書いちゃうと、全体的に傷みたいになって気持ち悪くなります。(^_^;
脚なんてゴボウみたいですね。笑
なので基本は長手方向に向かって書きましょう。
フローリングや学校の机の場合も、同じように書いていけばOKですよ~。
描写量で雰囲気が変わる
木目の線は、多いとレトロな雰囲気になりやすいです。
たとえば最初の机の線の量を減らしてみると、ライトな雰囲気のままなんとなく木目っぽい雰囲気が出せます。
↑端の方に、少しだけ木目を書いただけです。
並べてみると、木目をしっかり書いてある右のほうが古風な感じがします。
と、このように、線で表現するときは描写量を調整するだけで雰囲気が変わるので、木目を描くのに慣れたら挑戦してみましょう。