靴には紐がついている種類が多いので、靴を描く際には一緒に描けるようになっておく必要があるパーツです。
いくつも交差して見える靴紐は難しそうに見えますが、冷静に見てみるとちゃんと規則性がありますので、一回覚えてしまえば簡単に描くことができます。
このページは前回の「スニーカーの描き方」を補足するような内容なので、スニーカーを例に描いていますが、紐がある靴ならどれでも応用できると思います。
靴紐を描くのが難しい…と感じる方は、ぜひ今回の描き方を試してみてください。
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Contents
靴紐の簡単な描き方
まずは靴紐を通す穴まで書きます。
以下の部分ですね。
今回はスニーカーを例にするので、穴(鳩目)は5個にしています。
そうしたら、一番下の穴だけ両側からまっすぐ線を引きます。
次の穴なんですが、一番下の右側の穴から、左側のもうひとつ上の穴まで「\」みたいな斜線を引きます。
注意点としては、右側の穴から線を出すとき、靴の生地の内側から出るようにしてください。
これを、左側の一番上の穴に届くまで繰り返します。
そうしたら、逆側も同じように描きます。
向きが逆になるだけで過程はまったくいっしょになります。
そうしたらこれをアタリにしますので、次に下書きを書いてみますね。
まずは一番下のヒモをまっすぐ引きます。
そうしたら右側か左側、どっちが上になる靴紐にするか決めます。
これはどっちでも良くて、好きな方でOKです。今回は右側の靴紐を手前にすることにします。
上にするほうを決めたら、また斜線を引いていきます。
右側が描けたら、左側のヒモも描きます。
今回は右側のヒモが上になることにしたので、左側は下に重なるようにします。
それぞれの十字がちょうど中央になるように気をつけることができると、きれいな靴紐になります。
蝶結びも描きたいときは、ここまで出来たものに乗せるだけでそれっぽく見えますよ。
蝶結びはとても簡単なのですが、一応次で描き方を紹介しますね~。
蝶結び(結び目)の描き方
まずは結び目の中心部分を描き、
下向きに四角形のようなカタチを描きます。
内側にもう一つ同じ形を描きます。
反対側も同じように描けばOKです。
そうしたら下に垂れ下がるヒモを描きます。
今回は例がスニーカーなのですが、スニーカーやブーツの靴紐の先は丸く引き締めてあることがほとんどなので、可能ならその描写もできるといいですね。
反対側も書いてほぼ完成。
余裕がある方はシワを少し書いたりしてもOKです。
これを先程描いた網目に乗せるだけですので、簡単ですね♪
なお、ここまでできればそれっぽく、という意図は済ませられますので、完成でも大丈夫です。
プラスでちょっと描き足せる人は、網目を描くとき、一番上の穴の上は一回消してください。
なんでかっていうとこの最後の穴は靴紐が被さるんじゃなくて、出てくるので、ここから出たヒモで蝶結びをしていくわけです。
正面だとわかりにくいんですけど、緑の線です。蝶結びにつながるように描くようにしています。(^_^;)
ただこれを描かなくても靴紐には十分見えるので、よりしっかり描きたい人向けになります。
あとは清書して終わり。
一回描き方を覚えちゃえば靴紐はそこまで難しくないので、スニーカーなどを描く際はぜひ練習しておきましょう。
なお、スニーカーの構造や書き方については以下でまとめています↓↓