ブーツは適度にカジュアルかつおしゃれなので、服装を気にするようなキャラクターにも履かせることができる種類となります。
ここまでローファーとスニーカーを描いてきましたが、ブーツもちゃんと構造を気にしながら落ち着いて描いていけば難しくありません。
このページではブーツの構造と、後半では正面から見たブーツの描き方手順をまとめていきますので、ぜひ参考の一つにしてみてください。
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ブーツの構造
ブーツとわかりやすい編み上げブーツ(靴紐がついているもの)の構造です。
一見難しく見えますが、ブーツとわかるような部位と要素を意識すれば描きやすくなります。
描くときに気をつけておきたい部位としては主に以下の5つとなります。
- 靴紐…靴をフィットさせるためのパーツ
- ブーツシャフト…足首から上あたりの筒型の部分
- 鳩目…靴紐を通す穴
- タン…甲部を覆うパーツ
- ソール…靴の土台部分の総称
ブーツは、丈が長い種類が多いというのが他の靴と違う部分ですね。ショートブーツでも足首を覆います。
この丈の長さはブーツの特徴とも言えます。
タンはこの画像だと見えづらいんですが、ブーツだと甲部というよりは足のスネのあたりにぶつかるのかなという感じですね。
なお、鳩目がついている両側の部分は羽根といって、靴紐で甲部のフィット感を調整する部位になりますね。
以下からいつも通り資料用に、パスツールで描いた角度別の画像を置いておきます~。
正面
斜め
後ろ
ブーツのチャックは描く?描かない?
ブーツは長さがあるので、チャックを開け閉めして履くのが基本となります。
チャックはブーツの内側にあるものが多いように思えますが、ワイルドさを出すデザインだったりすると外側についているものもありますので、必ずしも内側というわけではありません。
後ろ側についているものもたまにありますね~。
ただ、このチャックを絵でも描くとなると、細かいものを描く描写力が求められるため、難しいようなら省略するのもアリかなと思います。
絵は浅く広くの知識が求められるため、なにか一つを描く専門家になりたいわけでない限り、難しいときはとりあえず省いちゃうのも一つの方法です。
チャックがなくてもブーツに見えますし、靴そのものを描くのに慣れたらまた練習してもいいですからね~。
紐がないブーツもあり
今回のは家にあったブーツを描いたんですが、ブーツは紐がないデザインもあるので、靴紐を描くのが難しいならこのタイプを書いてみてもいいですね。
ただ紐がないブーツを描くと、下手すると長靴っぽく見えがちなので(汗)、ベルトなどのワンポイント加えると解決するかもしれません。
ブーツの描き方と手順
ここではできるだけ簡単に描きたい人向けに、手順を踏んでブーツの描き方を紹介します。
いつもは靴下を履いたような足をアタリにするのですが、今回はいつもより輪郭を靴に寄せてアタリを描いてみます。
ちょっとダボッとさせたようなイメージで足を描きます。
そうしたら、これにすぐソールをはめ込んじゃいます。
ブーツの上端(長さ)を決めます。
今回はショートブーツくらいの長さで描いてみます。
長さを決めたら、そこからブーツシャフトのラインを描きましょう。
脚の輪郭より少し余裕があるくらいでラインを取るといいですね。
そうしたら羽根を描きます。
※つま先まで被さらないように注意しましょう。
ここまで描けたら、今度は鳩目を描きます。
ブーツの鳩目の数は長さによって変わってくるので、おかしく見えなければOKです。
そうしたら靴紐を描いて、
タンの輪郭も書き直します。
蝶結びは全体を覆っちゃうので、最後に描きます。
なお、靴紐の描き方はコツがいるので、個別でページを設けています↓↓
例はスニーカーですが、ブーツでも基本は全く同じなので、参考にしてみてください。
あとは清書してあげれば終わりです。
なお、これの丈を伸ばすだけでロングブーツなんかも描けちゃうので、ぜひ挑戦してみてください。