前回、パンプスの構造や描き方についてまとめたのですが、今回はパンプスの中でも、ハイヒールやヒールが高い靴についてメインに書いていきたいと思います。
ヒールが高い靴というのは、セクシーさを表現したり大人の女性キャラに履かせるのにベストな靴です。
ただ、かかとが上がっているという他の靴と違う特徴があるため、描きにくいと感じる場合も出てくると思います。
なので今回は、そんなハイヒールの描き方をまとめてみます。
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ハイヒールはつま先立ちを意識して描いてみる
ハイヒールに限らず、靴を描くときはまず足から描きだすことがおすすめとなります。
なぜかというと靴は足に履かせるものであり、当然ながら足のカタチに合わせて作られているものだからです。笑
靴を描くときに苦戦しがちな方は、急に靴を描いちゃうのではなく、最初にアタリを足から描いていったほうがかきやすくなるはずです。
今回はヒールの高い靴のお話なので、ハイヒールで説明してみます。
ヒールは横から見るとわかりやすいのですが、かかと部分が上がっているので、足が少し持ち上げられているようなイメージになるんですよね。
そのため、ハイヒールを描くときは、つま先立ちをしているようなイメージで足のアタリを取ってみましょう。
↑は、左側でそのまま書くと流石にヒールが高すぎるかなという感じがしたので(汗)、右側くらいに調整しました。
ただ足さえ描けてしまえば、パンプスなら足の形を覆う感じで輪郭を取っていけばほとんど描けてしまいます。
なので、ここからの過程は難しくありません。
パンプスは足の甲が広めに出る靴ですが、足の指は隠れます。
なんとなーくですが、足の裏のラインはゆるい逆S字(反対側の横から見ればS字)を意識するといいかなと思います。
つま先のカタチはパンプスのページでまとめているのですが、丸いラウンドトゥやとがったポインテッドトゥあたりが定番かな~と思います。
かかとの下にヒールと、靴の底部全体にソールを描いてあげます。
パンプスのソールは薄めに描くといいですね。
なお、部位の名称のおさらいは以下↓↓
- トゥ(つま先)
- ヒール
- ソール(靴の土台部分)
清書してこうなるわけですね。(下書きの足首から上が角度をつけていたので、そこだけ修正)
あまりヒールが高くないパンプスなら、つま先立ちを意識しなくても案外描けます。
ただハイヒールだと、かかとが地についたままではアタリとしてはあまりふさわしくないと思います。(多分描きづらくなってしまう)
なので、かかとが浮いていることを意識して足のアタリを描いてあげましょう。
ハイヒールの角度別資料
パンプスの構造に関しては以前やっているので、今回は角度別の資料だけ置いておきます。
<斜め前>
<横>
<斜め後ろ>
<後ろ>
<正面>
斜めや正面でも、かかとが上がっていることを意識して描けるといいですね。
ヒールが高い靴(7cm以上の靴)はハイヒールと呼ぶ
ハイヒールは「かかとが高いパンプスのこと」を指すことが多いですが、ハイヒールというのは本来なら「ヒールの高さ」のことを指しています。
なので、ヒールが7cm以上ある靴であればハイヒールと呼ぶことが出来ます。
例えばレディースのブーツなんかも、かかとが高いものを見かけることが出来ますよね。
普通のブーツが一気にセクシーになりますね。笑
ただ、ヒールが高い靴においての基本は、かかとが上がっていることを意識して描くことは変わりません。(足のアタリから描いていけばOK)
パンプスのハイヒールが描けていれば、ブーツなどのハイヒールも描けるはずなので、ぜひ挑戦してみてください。
なお、ブーツそのものの描き方については以下でお願いしますね↓↓
今回はハイヒールの話ではありましたが、靴の基本は足です。足の描き方がわからないのに靴を描き出すのは正直難しいです。
なので、初心者の方は靴よりもまずは足を描けるように練習しましょう。