前回体のアタリについて書きましたが、女性の絵メインでしたので、今回は男性のアタリについてをメインに取り上げたいと思います。
前のページではアタリは骨格を表すものである、と説明しましたので、当然アタリの段階でも男性と女性では違いが出てきます。
そのため、男女のかき分けをするには骨格の違いを把握する必要があります。
なにやら難しそうに聞こえますが、抑えるポイントはそこまで多くはないので、ぜひ今日から実践していきましょう。
男性のアタリの取り方!女性との違いは?
女性は描けるのに男性は書けない、という方は男女の体型の違いをよくわかっていない場合が多いです。
以下は簡単なアタリで男性と女性を8頭身で書いてみたものです。
こんな簡単な棒人間でも(笑)、なんとなくですが、左が男性、右が女性というのがわかるのではないでしょうか?(^^)
じゃあなんでこんな単純なアタリなのに、男女の違いがわかるのか?というと、男女では明確に骨格に違いがあるからです。
まず、男性というのは女性より肩幅が広く、肩幅に対して腰幅は狭いという特徴があります。
また骨盤の位置なのですが、上から数えて5頭身目の部分を見てみると、女性は5頭身より少し上にあるのに対して、男性は5頭身より少し下にあるのが特徴です。
そうしてここまでのポイントを踏まえれば、胴体のバランスは完成しちゃうわけです。
男性は肩幅に対して腰幅が狭いので、腰のあたりのラインは直線的になり、
逆に女性というのは肩幅に対して腰幅が広いので、腰のラインは曲線的で柔らかいような印象になるわけですね。
あ、ちなみに骨格そのものは全体的に男性の方が一回り大きいと言われるので、骨盤も女性より大きいそうですね。
↑の画像たちは比較しやすいように8頭身で並べてるので、女性の方が大きく感じますけどね。(^_^;)
今回のお話はあくまで性別それぞれで肩幅と比べて腰幅はどうなのか~という内容なので…。
まとめると、ポイントとしては「男性は肩幅を広く、腰幅を肩幅に対して狭く描く」というのを意識してみるのがいいですね。
別のページでも書いたんですが、トイレのマークが性別を上手に表現していて、男性は逆三角「▼」女性は三角「▲」をイメージするといいでしょう。
アタリでのポーズの付け方
アタリの種類に関しては前回のページを見てほしいんですが、私は初心者のうちは円形がいいかなと思っています。
⇒アタリの描き方【体(全身)】編!ポーズ練習の仕方や初心者でも簡単な取り方
上記のページでは女性でアタリをとってますが、男性で取るときは、今回言ったように肩幅と腰幅を意識してみるといいですね。
男性の場合も、女性と同様にポーズ集にアタリを書いて、紙に書き写してみてます。
昔は女性のばかりだったのですが、最近は男性のポーズ集も売っていますので、男女のかき分けが苦手な方は持っておくといいですね。
何も参考にするものがないのに上手にポーズをつけるのは難しいので、取らせたいポーズのイメージに近い写真を探してみてもいいと思いますよ。(^^)